結婚相談所のお仕事をしているハピアです。
最近、続けて「以前、ご紹介していただいたあの人は今どうなっていますか?」と聞かれたりしたので、タイトル通り、「チャンスの女神は前髪しかない」のお話しをしなけばと思いました。
結婚もしたいけど、夢を叶えたい30代後半女性
一人の方は女性ですが、30代後半で仕事も充実してできれば続けたい。でも本当の夢は女優になりたいのだそうです。そのために東京の方と結婚したいけど、結婚も子供も欲しい。今回、ご紹介した方は地方の都市の男性できちんとした男性で収入もあり、持ち家もありました。女性が交際してもいいとは結論が出せれない状態でした。
本人は夢があるのでしょうが、正直欲が深いなとお話ししてて感じました。自分のやりたいこと自分の条件ばかりいわれて、聞く方の私も終いにはげんなりしてしまいました。すべて「自分が」が中心で、相手に対して自分がしてあげれることや相手を幸せにしてあげれるかという視点が全くなく、どうしたら自分が幸せになれるかという意味で貪欲でした。
こういう女性が魅力的なら男性もなんとか意に添うよう努力しますが、「どうして女優?」というぐらい化粧もせず、服もスタイルも気にしていません。
この三年で10キロは太ったようです。もちろん演技が上手で三枚目女優を目指すならいいのかもしれません。
現在の仕事も辞めたくない、子供も欲しい、東京に住みたいのに東京の人は紹介してくれない、最後は「過去にお会いした東京の○○さんはどうなっていますか?」と聞かれました。自分がお断りした方ですが、ずいぶん失礼なお断りをしていたにも関わらず、です。
夢見るのは自由ですが、欲が深いとも見えました。
一年前にお断りした女性を迷っていた男性
もう一人は男性です。30歳前半の頭のいい男性です。気になるお相手の女性はとてもかわいくて素直にそれを表現できるコミュニケーション能力が高い方でした。
男性は一言でいうと「決断できない」タイプ。きっと頭が良すぎていろいろ考えているうちに一年かかる方です。一年前、婚活パーティーで女性から「ぜひ交際したいし、結婚してもいいと思えたそうですよ」と伝えてもお断りしたのが男性でした。
「こんなもったいない断り方するんだな。一度でも二人で会ったらいいのに」と印象的でした。最近、その男性が「やはり一年前の婚活パーティーで僕のことを希望してくれた女性と交際したい」と申し出てこられました。
女性は続けて婚活を頑張っていました。その後の婚活パーティーでマッチングして真剣交際の末、残念ながら結婚には至りませんでした。
それでも前向きにがんばっていた彼女は、今とても素敵な男性と良い交際をされて、もうすぐ成婚卒業、カウントダウンの状態です。
結婚相談所でも前向きに出会いを求めて、毎回誠実にがんばっている彼女は応援したくなる女性です。おそらくこの男性は一年時間が止まっていたのでしょう。
相手からぜひ交際したいと思われたのは事実ですが、今の彼女は素敵な出会いが続き、おそらくその男性のことは忘れているでしょう。
(追記 その女性はほどなく無事、成婚卒業されました!ちなみに男性はまだ交際中にも至りません)
出会い、交際、結婚もすべてタイミングが大事
結婚は双方が良くても「時」までも味方にしなくては進みません。
結婚相談所の出会いはお断りすることは簡単です。どちらかが、お断りすればもう終わりの世界です。
なのでできれば、お相手がよければ会う姿勢や交際してみようと可能性に賭けることも大事です。断ることはいつでも簡単にできるからです。
断ってもいいですが、次にその人よりよい出会いがあるとは限りません。しっかり向き合って、もう無理かなという段階のお断りは後悔もしません。それぐらい真剣に向き合うことが大切かなと思います。
「もっと会っていたら」「もっと電話やコミュニケーションとっていれば」と後悔しないことです。月に一度しか会わなかった出会いと毎週会ったり、毎日連絡を取り合う関係では判断の情報量が圧倒的に違ってきます。
幸運の女神の前髪はすばやく掴む
結婚には相応しい人、相応しいタイミング、相応しい出会い方が大事です。特にタイミングが一番難しいと思っています。
できれば幸運の女神が来たときにチャンスを掴めることが大切です。迷っている暇はありません。ここだという勝負や決断ができないと幸福の女神はさっと来て、さっと去ります。
やっぱり掴もうとしても後ろ髪はないので女神は過ぎ去ってしまいます。(ちょっと想像するとおかしいですけどね。後ろ髪のない女神って、笑)
できることは判断力を磨き、この人かも?これ以上の人はいないかも?とセンサーを高める努力をすることです。
一期一会の出会いを大切に。タイミングを逃さないで婚活に臨んでいただきたいと思います。